今年の春に京都の特別拝観に行って、常日頃は見ることのできないお宝を見ることができてなかなかよかったので、夏の特別拝観にも行ってみることにしました。
まず、仁和寺に行きました。仁和寺は「御室御所」と呼ばれ代々皇室から住職を迎えた門跡寺院で、さすがという感じでした。金堂の中に祀られている本尊・阿弥陀三尊像や四天王像などを見ることができました。御影堂の中では、真言宗の祖・弘法大師空海や、仁和寺開山・宇多法皇などの木像を間近で見ることができ、迫力がありました。
次に、大覚寺に行きました。特別公開の霊宝館では、源義経も使用した源氏の重宝との伝承を持つ太刀「薄緑(膝丸)」を見ることができました。とても美しく素晴らしい刀でした。
大覚寺は、平安時代に嵯峨天皇が営まれた離宮をお寺に改め、代々天皇や皇族が住職をつとめた門跡寺院です。宸殿や、御影堂、五大堂などが回廊で結ばれ、王朝の雰囲気が漂よっていました。
その次に竜安寺などにも行く予定をしていたのですが、あまりに暑く、寺は広いので、炎天下歩いていると気分が悪くなり、ギブアップしました。駐車場まで歩くだけでもう干からびで倒れるかと思いました。早々にホテルに入り、寝込んでしまいました。主人は体調を崩し、次の日もダウンで、これ以上は無理ということで、帰宅しました。
春と夏はいいけれど、夏の特別公開は高齢者にはこたえます。写経もしようと張り切っていましたが、ダウンです。
